3月(アカン)
競走馬のお話です。
調教師によると、馬はレースに合わせて調教するのですが、それがなかなか難しい
みたい。
目標のレースに、馬の調子を本調子にもっていく訳だが、ドンピシャリとはいかない
ようで。 馬が出来上がってない場合は、ここはステップと考えて、次のレースに目標
をおくという。
ベストを次に置き換えて、とりあえず今回は走らせてみようということか。
馬も生ものだから、我々シロウトが考えるほど単純じゃな
いのだ。
ワタクシも生ものであり、とりわけ「極上品」ときてるから
馬以上に複雑でなくてはいけない。
調子の合わせぞこないは、ごく当たりまえ。
ピッタリ合うのが満に一つだろうか。なにも気落ちする必要
はないのであります。

三重南部は終日波浪注意報がでておった。
狙いはズバリ、カサゴ。
冷凍コウナゴの餌で流し釣りは、パラシュートアンカーな
くしてどうにもならない。
手作り製のそれは、大小二つ取り揃えて準備抜かりなし。
3年前までイイ思いしたポイントへ一直線。
向かい風で激しいバウンドで尾底骨が砕けてしまいそうだ。
しかし丁度一週間前に、御前崎で入念に準備運動してきた
のでヘイッチャラだ。

夕方の5時少し前に海に出たから、見渡す海上は船など
ありゃしない。
一時間も流しただろうか、2001年の五ヶ所湾を占うアタリ
が一度だけありましたっけ。
ぱっくり口を開けたデカカサゴに替わって、ぱっくり口の
テテカミ。

太陽が山に沈んだのを頃合に切り上げた。
強い風邪を背中に受けるし、海上は薄暗くて人気も無いし
で、知らない内に全速力運転。
大波に乗ると恐ろしいほどスピードが出て、スカッとして
気も晴れ晴れ、まるでアホや。

今回は次回への繋ぎの小手調べ。
次の釣りは、もっともっと暖かくなってからにしよう、今回は
寒さが骨にしみた。

次回は確実に釣れる魚に絞ろう。本レースはそれからだな。
入江の向かい側のスーパーの鮮魚コーナーです。
ベラがパックで沢山並んでいますね。
カサゴ、メバルもあって、みなとても値が高いです。
ベラも互角でガンバッテますよ。

ベラをアップにしてみました。値段が分かりますか。
地元のエサ屋のオヤジが、ベラぐらいうまいものは
ないっ!と、都会人の食性の貧しさに呆れてました。
そういえば、だれかも同じようなことを。