7月下旬(こりゃ本物だな)
3日間もあれば釣り道楽だな。 と思ったが、現実はいつも外れる。
根っからの貧乏性のため、次々と仕事を思いつく。
一旦思いついたら最後、頭から離れなくなるので始末が悪い。

こうして一日目は、朝から庭仕事に熱中し、肝心の夕マズメはタイムアウト。
次の日の朝マズメは、目覚まし時計をセットしておいたが鳴らなかった。
ウカツにもAMにすべきところをPMにしたらしい。
そもそも、目覚し時計など必要がないほどメチャ早起きなのだが、昨日の
労働が相当尾をひいているようだ。
それでも、予定の時間より2時間遅れて舟をだし、暑くなるまでのわずかな
時間に賭けてみた。
しかしまるで音沙汰はなかった。

こうなれば夕マズメを待つしかない。とにかく日中は、激しい日射と暑さで
釣りにならない。
夕方に備えて、のんびり疲れを癒せばイイものをナンデこうなるのか。
又しても庭仕事を初めた。

一旦始めると、やり終えるまで止まらない。結局昨日と同じ、いつのまにか
夕方になってしまった。
疲れた体で釣りもシンドイが、雨も降ってきたから余計に悩んでしまう。
今宵は五ヶ所湾の花火大会なのだ。あの炸裂音では魚がビビッテ、釣りに
ならないと聞いている。
ならば、雨で花火が中止となると、今宵を置いて残されたチャンスはない。
でも、雨もいやだし、体もだるい。
ウダウダしてうるうちに雨も上がり、いきなり東の空から、ドカーン、ドカーン、
花火の音が降ってきた。

よかった。
無理して釣りに行かなくてよかった。もし釣りに行っていたら、即刻Uターン
だったもんな。
汗びっちょり働いたから、天は我にツキを与えしか。。

そして三日目の朝、その予感を占うにはもってこいの朝マズメ。
目覚ましをAM3時半にセット。迷わず早寝して元気を回復、4時に釣り開始。
ポイントは前日と変わらず同じ、さてどうでるか。

おお、そしてその結果は。

五ヶ所湾で今まで釣ったなかで最大サイズ。
どうです、この肥え方。
キスとは思えない引きでした。
大アジの引きも久しぶり。
確実にアジの群れがいることは分かった。
さあ、これから暮れまでの半年間。チビリチビリと
エキサイトな時間を楽しませていただくのです。