たまには


一月以上も間が空くと五ヶ所が恋しくなる。
まして釣なんて、もう何ヶ月もやってない。

先回はボートを出す矢先に携帯が鳴った。
緊急呼出しである。
せっかく溶かした冷凍アミエビを海に放り投げ、
ムチャクチャなスピードで戸締りやらナンヤラで、
慌ただしく帰ってきた。

こんなこと、過去2年あまりの間に4回もあった。
いつしかは、沖に出て第一投目。
当年初めてのキス釣り。
小気味のいいアタリに胸がワクワクしてウズキよったです。
そんなときに限って携帯が。
無情に鳴ります。


落ち着いて釣をやれるのはいつのことか。
のんびり土いじりが出来るのはいつのことか。
あと、7〜8年のガマンと思うてアキラメテはいるが・・・

さて、しかし、
夜になると呼出しの頻度も少なくなる筈。
だから早朝と夜の釣りは、なんとなく気が落ち着く。
糸を垂れる前に並原さんの桟橋に立ち寄った。
会うのは一年ぶり。
犬の花子が狂わんばかりに抱きついた。

日が暮れて、あたりが暗くなってきたころ、
竿先が水中に突っ込んだ。
デカアジの出会いは、いつも突然にやってくる。
あまりの強烈さに、力が入りすぎた。
スッポ抜けだ。
しばらくして、又の強烈さが襲った。
しかし、今度はハリス切れでアウト。
しばらくして、又例の強烈さが、
しかし、又又スッポ抜け。

こんなこと5回も重ねりゃあ、
なにがなんだか分からなくなる。
・・・・?なぜだ
・・・?なぜなのだ
・・いったい どうしたというのだ?


       

早朝、目覚ましが鳴る前に起きてしまった。
昨夜のナゼ?を解き明かすべく舟をだした。
風が思った以上に強い。
波しぶきが顔に当たるほどだ。

それでも、オラはやるべ。
粘ること1時間あまり。
そして、その結果は。









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