天高く

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矢つぎ早にやってくる台風。
もううんざりと思われたころ最強のヤツがやってきて、
それもどうにか通り過ぎ、秋晴れが約束された週末だった。

秋の休日、家族連れが次々と集まってきます。
これだけの賑わいですから仰山釣れている予感がしますが、
ほんとはよく分かりません。

なにが釣れるんだろう?
だいたい小アジか小イワシですが、たまにはアオリイカなども
釣れるようですからアナドレナイのでありますね。
五ヶ所に来たときは必ず立ち寄るのですが、
未だ大物を目撃したことがありません。

しかしそのうち、アッと驚くような釣りモノに出会わんとも
限らないし。
そんなことを期待したりして、
今日もワクワクと船着場に立ち寄るのでした。



休日が過ぎ、次の日の昼下がりです。
さすが平日、様相が一変しますね。
遠方からの家族連れに替わって地元のご隠居さんたちの
登場です。

地味な色合いがヨロシオマスなぁ。






自慢のウォーターフロント?が、一部地盤沈下。
台風による豪雨のせいでしょうか、最終雨水枡が10cm
以上も沈んでしまいました。
U字溝もガクンと折れ曲がったようになりました。

埋まっている枡を掘り出し、嵩上げすることにしましたが
肝心の土砂をどう調達するかでアタマを悩ませます。
こんなとき、ワタシは先天的にワルジエが働きます。

舟で運ぶのが一番楽。
砂だまりになった海岸で砂を調達することにしました。
空の砂袋を5つ、舟に積みます。
ついでに竿一本も。
失敗つづきである。
イカに吹き付けられた墨で、服とか顔が真っ黒になった。
いままで無汚で終わったことがないのです。

だから今度こそはと、慎重に裁こうとしたんです。
たっぷりと海中で墨を吐かせました。
多分一滴も残ってないぐらいに。

で、これでまず大丈夫と生簀に入れようとしてたら、
いきなりブチューと。
眼鏡に付着すると何にも見えんとです。



労働と趣味の二段がまえ、釣りはオマケといったところ。
砂採取する前に竿でも出してみっか、てな具合で
、ヘナヘナ ポチャ〜ンとやってみました。

怖いねぇ
欲のないときちゅうのは
いきなりグワ〜ンと乗ってきましたよ、大きなやつが。


余談ですが
欲ちゅうもんはホドホドにしとかんといけません。
それから粘ること一時間、さっぱりでんがな。
次の日も欲かいて同じとこ攻めましてね、
結局、一時間以上粘って、小さいの一杯だけ。