果報はいかにして

......

一日があっという間に過ぎていきます。

すっかり身近になった釣りですが
暇つぶしにするものだとしたら、何時までたってもできない
でしよう




空が澄みとおってきました。
夏本番が目の前に迫っています。

だれもいない海原なのに、なぜか賑やかな気持ちに
なりました。
これは、おそらく夏空のせいでしょう。

いつまで経っても忘れない夏、それは少年の日の夏。
少年時代と同じ夏空が、海の向こうにあるんです。


贅沢な平日での釣りです。
マダイに絞って、竿一本、エサは冷凍エビだけ。
冷凍エビも少量です。

釣れないかもしれない、という気持ちで舟を出すのは
過去に幾度も無かったでしょう。

夏空の下で漂いたい、と思ったのが運の分かれ目、
目先の釣果なんて、気にしません、とくに今日は。

これはまさに、「果報は寝て待て」ですかね。
ただし、釣りの楽しみは寝ずに求めよ、ですよ。

この違い、
わかっていただけますか?



わが教訓
「果報は寝ずにつかめ」

楽しみは欲張りたいもの。
庭仕事だけでも楽しくて仕方ありません。
近所の散策もワクワクします、新たな出会いが
必ず待っていますから。

楽しみの骨組みは、五か所に通った18年間で
組みあがっています。
それらにたっぷり肉付けするのは、
そうです、今からなんです。

骨組みの柱の一つが釣り。
釣りなくして何のための海辺でしょう。

さあ、果報は寝ずにつかめです。







ただ海に漂うだけでシアワセ





やっぱイイなあ 海は










空が輝いてる










・・・・・
おっと








一つテンヤの仕掛けで

後にも先にも手ごたえは一回だけ

道糸PE0.8号
ゴムクッションなし
リールのドラグだけで耐えます。

ドラグがジー、ジーと鳴り続けました。

こんなデカい真鯛は五か所湾では
初めてです。