散財の行方



楽しみが待っているかと思うと
眠れなくなります。

釣りに行く前日からもう変、
ボクは病気かなあ。



寝床でウジウジしているのがイヤだから
庭に出てみるとあ〜ら

コスモスの花に見事な三日月



妖しいほどの美しさ、
なにか予感させるものがありますね。





予感させるものが

予感が




ズバリ



東に進めばフグ
ならばと西に転進するもフグ。

くじけちゃいけないと北に向かえばまたフグ。
残された最後の南も、やっぱりフグ、フグ、フグ。

行くも退くもままならず、
まさに四面楚歌であります。

不安の予想がズバリ当たりました。







こやつは30cmを超えるサバフグ。
5号のリーダーだって簡単に噛み切ります。

もはやヤツラから逃れることができません。
釣り時間に比例して仕掛けが消えていきました。

時間に比例して散財が増えていく、
なにかに似てる、
これってパチンコと同じじゃないの?






疲れはてました。
帰りははボンヤリ・・・
そしたらボンヤリとした風景です。


この海原を、稲刈りの済んだ田んぼにすり替えてみると、
とてもイイ気持ち。

ここに無いのは、もみ殻を焼く匂いだけ。

秋霞の向こうに遠い山。

脳裏に刻まれた故郷の風景は、いつも
とつぜん蘇ります。









(10月10日の釣果です)スイマセン

54cmのきれいな鯛は、今まで釣ったことがない
場所でした。


サバフグにイジられ、あちこち逃げ回っていると、
さすがに不憫なヤツだと思ったのでしょう、

海神様が情けをかけてくれました。



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