ドタバタ劇 |
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故障続きの船外機は、買ってから早いもので 15年以上になります。 今頃は東南アジアにむかう貨物船のなかでしょうか。 新たに買い求めたのはホンダの2馬力。 なぜホンダにしたかというと軽さです。 ボートに装着するのは毎回のことですから、 少しでも軽いほうがヨカとです。 さて試運転のときがやってまいりました。 ついでに釣竿も忍ばせます。 近場を一周したら、気の向くまま舟を走らせます。 やっぱり船首は沖に向けていました。 台風が去った海はゴミだらけ。 大きな倒木も浮かんでいました。 まともにぶつかったら怖いでしょう。 雨まじりの空の下、風に押され波が徐々に勢いを 増しています。 その不安を払いのけようと、アクセル一杯で 加速したその時です。 ドカーーン 舟が激しく揺れました。 振り向くとエンジンが唸っています。 ホッとしました。 エンジンは無事のようです。 ん? 舟が進んでいない プロペラが回っていません。 水面下に隠れていた倒木にプロペラが衝突し、 その衝撃でシャーピンが折れたのでしょう。 過去に同じ経験していたので余裕ですね。 さっそく船外機を引き上げ、ピンを交換しようと ・・・したんです。 したんですが、破損したピンが抜けません。 抜けない以上、ピンの交換もできず、そうなると 舟は漂流するしか道はなさそうです。 手漕ぎするには岸から離れすぎています。 ひざに船外機をのせ、何度もトライするのですが 穴に溶着したピンを抜くのは、絶望的です。 このまま風に流され、岸にたどり着けるかしら・・・ しかしあれほど強かった頼みの風が衰えた。 あと2時間もすれば日が暮れるでしょう。 アイスピックをピンの端に押し当て、叩きまくりました。 「なんでこうもトラブルが続くんだろう」 と己の不運さを嘆き、 「でもオレはいつも結果オーライなんだ」 と己の強運さを思いだし、 どれだけの時が経ったのだろう。 それでも叩くしかないのです。 アイスピックの先端が押しつぶされ、元の鋭角は もうありません。 「あっ」 幕切れはあっけないものでした。 ピンが抜けた ウソみたい |
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(8月28日の釣果です) 船外機トラブルから解放されたら もう欲のかたまり。 試運転がドタンバタンと、 帰ったらもう真っ暗じゃありませんか。 |
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(8月29日の釣果です) 前日は波乱にとんだ日でした。 本日は昨日のゲンナオシ。 といきたいところでしたが 夜間に降った雨が「大雨警報」でした。 完全な水潮ですから釣れるほうが オカシイ。 オカシイの。 さあ、つぎのゲンナオシが待っています。 |
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