海神は避暑に


暑い、暑い
暑すぎるから釣りは止め、という訳にはいきません。

暑さを避けるなら、早朝か夕方。
夏の釣りは短期速攻型となります。

しかも舟の出し入れが容易であること。
帰ってくるときに潮が引き、岸辺が干え上がると、
とても厄介ですからね。

今回は、夕方が満潮となります。
天気予報は曇りで、しかも微風の二重丸。


ところが、いざ現場では、
太陽がギラギラ、そしてうねりがあります。
しかも湿度96%のギガ級の蒸し暑さ。




うねりと蒸し暑さで、気持ち悪くなってきました。

運が悪いことに
船外機のプロペラを固定するシャーピンが
折れました。

うねりのなかの修理は最悪です。

耐えに耐え、必死で釣り続けたのに
当たりひとつない。




何一つない。



(7月4日の釣果です)


一匹も釣れないのも
サッパリしてイイもんですねえ。



あははは





(涙)
















完全無欠のボーズから四日後

本日は7月8日、天気予報は曇りのち雨。

ギラギラの太陽を嫌い、シトシト雨を避け、
しかも午前中は舟の引き上げも楽。
それに
雑用があって、この日を逃せば6日後となってしまう。

もう行くしかないでしょう。


老人は先が短い。
のんびりなんかしていられません。

これから大底をさ迷うのか、あるいは天井へと
駆け上がるのか、はやく見たいものです。


それに忘れちゃあいけないのがこれ。
出番を待つ道具が、
しびれを切らしているんです。






メジャーと空気抜き。

50cm以上のマダイは長さを測り、
元気よく海に戻っていただくために空気を
抜かねばなりません。


この道具の活躍する機会が、
すぐ目の前です。




期待とは裏腹に、
朝一番の時合いがむなしく過ぎていきます。

一発逆転を狙うしかありません。
かけ下りラインの風上に舟を寄せました。

そのとき、
遠くから見覚えのある顔が近づいてきます。

なんと!N先輩グループ。

船が違っていたので、気づきませんでした。
それにいつもの曜日と違っています。


竿を上げ、久しぶりの老人安否確認。
うれしいねえ
みなさんボーズだと聞いて、尚うれしくなりました。


で、ちょうどそのとき、
グループのお一人の竿が、大きく曲げています。

ワタクシの目先、4mの場所。

そこは、たった今ワタクシが、
竿を上げたばかりの場所です。



54cmのきれいなマダイ。





ワタクシの手にかかれば、生きて帰れたのに・・

バカなやつ






でもそのバカに会いたい



(7月8日の釣果)

久しぶりのイトヨリダイです。

前回が悪かっただけに、ヨシとしましょう。


・・・


空気抜きを使いたーい





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