同類相憐れむ(3月5日(日曜))


辛い境遇の者どうしは、互いに親近感を
覚えます。

この3月の湾内は、年間で水温が一番
低いはずです。

となれば当然のこと、マダイの
活性は一番低い。


こんなときに湾内で釣りをする人は
どんな人だろう?



ふふふ

いますねえ

病気の人が。





(ヤナさんは初対面、すぐに打ち解けオトモダチになりました。
正月に72cmを湾奥でゲットされたとか)


最初はお互いに面識がありませんから、
遠くから模様ながめです。

そのうちに相手のほうも釣れていない、
と判断すればどうするか。

ふふふ

ジワリジワリと接近します。


「こんにちわ〜 どうですか〜?」

「ぜ〜んぜ〜ん ダメでーす」


イヒヒヒ

もうお友達になった気分。



これが逆に
「さっき 大物をあげましたー♪」
と聞かされたりすると、

「それは おめでとうございます」
としか言えず、
一人寂しく、その場から遠ざかります。



(キタさんは何度かお会いしています。
湾口でホウボウを手にしたと、後日報告がありました)



3月の湾内のマダイは、超マグレでしか
釣れません。

こんなときに釣り人に合う気分は、
アマゾンの源流(行ったことはありませんが)で、
日本人に会ったようなものです。


釣りの格言が生まれました。

友達をつくる一番簡単な方法は、
一番釣れないときに釣りに行くこと也




(3月5日の水揚げ)

万に一つのドカーン!

これを信じて湾内北から南へ一直線でした。

さらに湾口から飛び出して沖へ向かうも、
ただの一度もコトリともせず。

完敗

しかしなぜか気持ちがイイ日でした。





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