一週間が限界?(12月19日(水曜日)
ああ〜 やっぱり限度は一週間やな。
一週間以上釣りに行けないと情緒不安になっちゃう。
そして同じ病気持ちの人がなんと多いことか、と思います。
我が家の窓を隔てた対岸を覗いてみましょう。
小さな船着き場に人影が見えます。
夏の炎天下でも、冬の寒風下でもそうなんですが、
釣り人の絶えることがないのです。
当然、穏やかな休日は、
朝早くから夜遅くまで賑わっています。
しかし、
賑わうことと釣果との因果関係は一切ありません。
一日中竿を振って一匹も釣れなくても、釣り人は
後から後からと押し寄せてきます。
むしろ釣れること自体が珍しいといえるでしょう。
窓の外は期待むなしい落胆の世界。
それはまた癒しの世界かも。
毎日毎日、そういう光景を見ているとどうなるでしょう。
環境は人を育てます。
さあ、9日ぶり。
我が環境は、これ以上伸ばすと廃人になるとささやくのです。
正しい導きに従い、喜び勇んで出船したものの、
朝霧が立ち込め先が見えません。
他船に衝突しないよう速度を落としながら進みます。
時速7Kから6Kに減速。
ナハハ
気持ちがはやっているからチョットの減速でも辛いよ。
そろそろ分岐点に近づこうとしています。
釣果に確実生のある湾内にとどまるか、
一発ドッカーンの夢を追って湾外に飛び出すか、
さあどうする、どうする
丁か半か。
落ち目だし、やっぱり釣果を得るべし、で
舵を左に切って湾内へ。
・・・
でも冷蔵庫は空だし、思い切り舵を右に切って湾外へ。
そうだよ、
水平線の海原にロマンをつかむんだ!
でもなあ、移動だけでたっぷり時間を食うのは辛い、
だって今は年間で日が最も短いし・・・
うんだ・うんだ、そうだべ、で
再び舵を左に切って湾内へ
さあどうする、どうする
天気予報では風弱く、ウネリが小さい、
湾外は待望のブリが待ってるかもしれないんだ。
それに
カンパチにデカマダイだって・・・
うう〜む
うう〜む
ハイ、タイムアウト
濃い霧のなかのジグザグ運転は危険です。
(12月19日の水揚げ) ★トレイの長さは43.5cm
予想以上の結果。
今回はマダイ3匹釣れれば上等と考えていました。
ただ常駐のエソの他、
水温がまだ高いせいか、居残りサバフグがチラホラ。
季節的には帰宅時間が過ぎているはずなのに・・
しからばと、補修授業をさらに強化します。
ワタクシの講義は「一を知って十を知る」こと。
1匹の生徒に教えたことが、直ちに10匹以上に伝わることです。
10匹の生徒が100匹の生徒に、
根気よく続ければ100匹が1000匹に、
やがて1000匹が10000匹に拡大していくことでしょう。
サバフグへの補修授業とは?
鋭い刃先でブスッ
体で覚えてもらいます。
貴重なキスの稚魚を食い、海の生態系を荒らし、
ワタクシの仕掛けを食いちぎるサバフグに
講義の手を抜くなんてありえません。
100年後の五ケ所湾付近を想像しましょう。
新たなDNAを仕込んだ彼等の合言葉は
「間違っても五ケ所湾だけには入るな!」
わが教育は100年先を見据えます。
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