(12月23日(水曜日)


赤いお魚さんに憧れるのは
今に限ってではありません。

昔からです

田舎の川で、赤い魚を
目撃するとパニックになっていました。

それはガキにとって、
夢にみる憧れの的だったのです。

キンギョやヒゴイ。

きっと大雨のとき、どこかの庭の池から
逃げ出したのでしょう。

あるいは孵化したものが小川で成長したのかも
しれません。


まぐれでつかまえたときは、
まさに天にも昇る気分でした。



ちなみにガキのころは、タモを買うお金が
ないので全て手づかみ。

ナマズだろうが、デカい鯉だろうが、
おかまいなしです。


ただし例外があって、
みんなが怖がっていた電気ナマズ。

赤い色のナマズで、正式名がアカザ。


刺されると痛みが走る原因を、
長い間電気ショックのせいだと信じていたけど、
背びれ、胸びれの棘に毒腺があるためだと、
今になって知りました。


触ったことは何度かあったはずですが、
痛みの記憶はありません。

とにかく川に入ると、むやみに
川の淵に手を突っ込んでいましたから。


何度もしくじりを繰り返していると、
魚のいそうなポイントとか、逃がさない方法を
自然に覚えていくんでしょう。





あ~ おもいだす

ここぞと思った所へ腕いっぱい伸ばし、
じわじわと両手を狭め、魚体に触れた瞬間に
ガツンと掴む

夢中ですから
パンツが濡れても、ナマズのエラで手が切れても、
おかまいなしだったんだ







ガキのころは
魚を求めて、ムダに歩き回っていました。

本日は過去に習い、
新天地を求めムダに嗅ぎまわりましょう



ひょっとしたらのカンで、
途中で引き返しました。

ダメ元でやってみると

ドッカーン


ウソだろう

なんだなんだ、この力強い引きは!

こんな浅瀬で

初めてのポイントで、いきなりかよ!!





 
 
ドッカーンの正体は
62cmのワラサ

水深10mに満たない、はじめての浅場で
カンが見事に当たりました。

二匹目は要らないので深みへ移動したら、
今度は鋭いアタリとライン切れ。

リーダーの30cmくらいが傷だらけなので
きっとサゴシ(サワラの子)でしょう。


あるんだよなあ、こんなことが





 
  (12月23日の水揚げ) ★トレイの長さは43.5cm

赤いものがないと寂しいので
イトヨリダイを添えます。


青物もイイですが、
やっぱり赤いダイヤ、マダイがないとね

マダイを釣り上げると、
ガキのころの赤色のオサカナと重なるようで

とてもとても
シアワセな気分になれるんです♪


だのに今日は、 もとえ今日も



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