ようこそ
故郷を離れて34年、思えば遠くに来たもんだ。
しかし、懐かしい思い出は今も消えることはない。

待ちに待った初夏の到来、故郷のいとこ達がやって来た。
朝の5時前に出発、7時間以上もかけて。

僕と妻は前日に五ヶ所入りした。
もう二月以上前からソワソワして落ち着かないのだ。
草むしりも、掃除も二週間前に終わっていたが、最後の
詰めに一日費やすことにしたのだ。

6歳上のヨシコ、3歳上のノリコ、1歳下のジロウ。
本家の兄弟達である。
親しみを込めて名前の呼び捨てがいまだに続く。
そして今でも僕を、兄弟の一員のように思ってくれる。
いとこ達に、キスの刺身を食べてもらいたい。
この日のために普段から蓄えていたパワーを
早朝から全開。
しかし結果はご覧のとおり、ミジメ過ぎます。

湾口まで遠出したけれどさっぱり。
ガックリして帰りがけに近場の浅瀬で竿を下ろしました。
上の写真のキスは、この筏付近で拾ったものです。
刺身の代わりに、塩焼きで味わってもらいました。
次の日に皆で展望台にやって来ました。
ちょうどこの日は五ヶ所湾キス釣り大会。
全国からキス釣りファンが集うのです。
仕立て船が湾内いっぱいに、ひしめき合っています。

展望台で記念撮影です。
ここから五ヶ所湾が一望。
2年前に亡くなった長兄(いとこ)に見てもらいたかった。

.... 展望台からの帰り道。
名残惜しむかのように見ていました。