金塊の山

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草刈りは夏の大仕事。
たまに訪れる庭には発見がたくさんあって
草刈りも苦にならなくて済みそうだ。


池に咲くのは黄菖蒲でしょうか。
手前に見える石は人が通れる橋で、池には雨水が
溜まるようになっています。

こんなにたくさんの菖蒲が咲くとは思いもよらぬこと、
今年初めて観察できました。





思いもよらぬことがもうひとつ。
まさか自生のササユリを敷地内で観察できようとは。
そもそもササユリを見るのは初めてのこと、
てっきり幻の花だと思っていました。

敷地には発見されない金塊が、まだいくつか眠って
いるようです。



♪ この〜き何の木? 気になる木 、、、、
なんの実だか分かりません。
10年前になんの知識もなく、やみ雲に買った苗木です。
でもって、いろんな種類を食べてみたいから3種類も植え
たのです。

かすかな記憶ですが、
スモモ、プルーン、それにネクタリンではないかと・・・
たぶんそんな気がします。

基本的なことですが、実をつけるにはメスとオスが必要で、
オスの木を別に植えてやらねばなりません。
自家受粉できない木は、いわゆる受粉木というやつが
不可欠で、だれでもイイヤとはいかないようです。
相性というものがあり、サカリのついた人間とは大違いです。

そんなことを知ったのは最近のことでして、花粉を飛ばし
まくればイイというものではありません。
まあ、ワタクシみたいに子供ができたら用済み粗大ゴミ扱い
というのもなんですが・・・

ところで、3本の木にそれぞれに相応しい受粉木を植えよう
にも、今ある木の種類さえ判明できないありさまで、
手の施しようがありません。

幸いにして今年の春、3本のうち2本が同時に花が咲き
ました。
それでさっそく、それぞれに人工受粉を試みました。
その結果、ご覧のように一本だけ見事に結実したのです。







ヤマモモの実がたくさんついています。
今年は天候に恵まれているのか、あるいは隔年結実に
当るのか、豊作のようです。

雨が少なかったり、大発生の害虫なんかにやられると
木の体力が落ちる訳で、その体力に見合った実をつけ
るようです。
いわゆる自然落果というやつです。
自然界は、そんな自己防衛のメカニズムで成り立って
いるようです。

では、ワタクシなど最近とみに物忘れが多くなっている
のはナゼでしょう。
きっと嫌なことが多すぎ、
自己防衛として、
さっさと忘れることによって
本能的に知体力を温存させるのでしょう。

アジサイが満開です。
この花を見ていると、故郷の小さな家を思い出します。
豚小屋の傍に咲いていて、刈り取ると嫌な匂いがしました。

草や花や木を見たり、匂いを嗅いだりすると、なつかしい
想いにかられることがしばしばあります。

今年の2月頃に植えたシャラの木です。
別名は夏ツバキと言いますが、全く別種で落葉樹です。

白い花は鮮やさはありませんが、清楚な感じがします。
特に夏の蒸し暑いときには、涼しげに映りますし、
すぐさま好きになりました。

正直、今年になって初めて見た気がします。
多分今まで見過ごしていたのでしょう。
見ていても目に入らなかったのです。

これなんか、加齢に伴う眼力開花ではありますまいか。
小さいことで、簡単に有頂天となります。