シカと心得よ

................

秋も深まり、中断していた植栽も再開します。
あちこちの植木販売店を訪ねるのが大好きです。
苗木に触れ、小枝を折ったりして、品定めに余念はありません。

植栽は11月ごろから始めます。
今の10月は準備段階で、穴を掘って腐葉土を
すき込んでおきます。

およそ10ケ所くらい穴を掘りました。
簡単に掘れそうですが、実際は岩あり根ありで、
掘ってみないと分からないことが多いです。
大きな木の株を掘り出すのに一日がかりのこともあり
ました。

どの穴に何を植えるか、あらかじめ決めて穴掘りを
始めるのですが、途中で止めることはよくあります。
穴の場所も、植えたい苗木も、何度も変えます。





今年の早春に植えた苗木を引き抜きました。
せっかく植えたのになぜそうしたかというと、
これは貴重ものとオオヨロコビして購入したものが、
なんと驚くことに、ここに沢山あったのです。

天然自生ものが、全体に生えていました。
あまりの多さに片っ端から切り倒していたほどです。
木の名前はネジキでした。

引き抜いたあとは別の「貴重」苗木を植えましょう。
しかしそのまえに
引き抜いたネジキの苗木はどこに植えましょうか。





シカの糞です。
敷地内で見つけました。

過去に見たことがありませんでしたが、今年になって
2回も目撃しました。

植えた苗木が食われるのは辛いです。
ミツマタ、クワ、エゴノキ、ハッサク、スモモに
それからサクラ、イヌビワに・・・なんでも食うみたい。






我が家は、湾に浮かぶ小さな半島みたいなところ
にあります。
半島に通じるには、ご覧のような水門のある
道路しかありません。

道路には200mくらいにわたり民家が接しています。
臆病な動物にとってここを通り抜けるには
とても勇気がいります。
かつてシカは、ここを死に物狂いで
走り抜けたのでしょうか。








. タヌキやイタチは我が家を散歩コースにしていますが
今年からシカも仲間に加わる模様です。
しかし、それでは困ります。

来訪をご遠慮願うため柵を造ることにしました。
柵のタケが腐るころには苗木も大きく成長し、
食害にあうこともないでしょう。

それまで、
シカさんとのお付き合いは先に延ばしたい、
ここんとこ、
シカと心得てほしいなぁ



.........