雨あがる
 飛行機と船に乗って
待ちに待った来客です。
熊本の友人と仲間たち。

彼女は妻とワタクシの共通の友です。
青春時代にさかのぼるわけで、いろんなことがありました。

自慢です。
貧相な友人しかいないワタクシとしまして、例外、
彼女は唯一例外でありまして。

一人ぐらい自慢できる友がいなくっちゃあ。







 翌日は雨あがり
はるばる遠くから来ていただける、
こんな嬉しいことはありません。

この先、再び来ていただけるのは何年先だろうか。
もう先のことを考えてしまいます。
「会うは別れの始まり」
されど
「別れは再会の始まり」ってね。

いつもそうですが、
友人たちの去ったあとの辛さといったら・・・

ヨシッ!
今度訪ねてくるときには、庭を花で埋め尽くしてみよう。








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いつも行く花屋さん。
三重県桑名市にあります。
一人で行くときもあれば、妻や娘が一緒のときもあります。
一人が多いのは仕事先に近いから。

膨大な花に囲まれていると、とてもハッピーなんてぇ気分になっちゃいます。



休日の昼下がりは賑やかです。
恒例のセリの始まりです。
およそ売値の半額で落とされるみたい。
出品数が多く、一時間以上も釘付けとなります。

妻が欲しがっていたものが、いよいよセリにかけられました。
100円! 200円! 300円!・・・もういないか!ないか!
気の弱いワタクシは、一瞬ツバを飲み込み、
「4・・・」と言おうとしたところ

はい400円! きまり!


妻の欲しがっていたものが3点ありました。
今回も、帰りは手ぶらでした。




カルミアの木です
もし事情が違っていたら今頃は、
花満開になっていたでしょう
花のつぼみが、鹿さんにことごとく食われたのです。

桑名の花屋さんで仕入れたものも、ことごとく食われました。
一ヶ月間の留守の間でした。






春先のことです。
木柱を建て、防犯センサー付ライトを取付けました。
センサーにより、鹿の侵入を感知します。
するとライトが点灯し、同時にアラーム音が発生します。

効果は絶大でした。
センサーの警戒エリアは無害でした。


気をよくし、新たに追加しました。
鹿がアラーム音に慌てふためき、逃走した様子が
足跡から想像できます。

付近の枝がなぎ倒され、数え切れない数の深く踏み込んだ足跡。
8頭近くの群れが大爆走したのです。


しかし、鹿はしつこい。
想像以上にしつこいのです。

留守の一ヶ月の間に、またやってきたのです。
「岬のなかの懲りない面々」

うかつでした。
センサーの電源スイッチを切ったまま帰ったのです。
鹿たちは伸び伸びして食事したのでしょう。

くやしい!
やりきれない思いがして、腹いせに、
とうとう3台めのセンサーライトを建ててやりました。