ことごとくドン・キホーテ |
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五ヶ所に通いだして15年。 夢中にさせた(?)数々の思い出に、涙が止まりません。 夏になると勢いづくのが蚊。 ヤツラを根絶せんと思い立ったのが事の始まりです。 まず100円ショップでプラスチック製の風呂桶を買い占めた。 蚊の産卵用に水を満たし、敷地のあらゆる場所に置いたのだ。 一月後にボウフラの沸いた風呂桶を見た時は、そりゃあもう感動したネ。 それをぶち撒くときの悦び。 乾いた地面でもがき苦しむボウフラ。 そしてまた水を張り、五ヶ所に来るたびにぶち撒けた。 一夏に何度も繰り返した。 蚊の縄張りは半径50mぐらいか。 やがて敷地内からヤツラが消えた、と思えた。 大変なことなのよ 好きだった夏が憂鬱におもえる。 たかが蚊ごときで、なんでこんなに苦労しなくちゃならないのか、 バカバカしくなってきた。 そして次の年は、 プラスチック製風呂桶は小物入れに使うことにしました。 |
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五ヶ所には夢中にさせるものが次々と現れる。 蚊よりも憎いヤツ。 カラスだ。 丹精して育てたスイカとトマトを突つきまくった。 大事にしていた双眼鏡まで、くわえ飛び去った。 被害を防ぐため、畑をネットで囲った。 傾斜のある土地だから苦労します。 おかげで次の年は何も盗られなくなった。 というか、長雨のせいで病気になり、実らなかった。 夏が過ぎ、ネットを片付けなくてはいけない。 ところが、ネットは枯れ枝や、枯れ草がからむとグチャ グチャとなる。 だから仕舞うのにストレスが溜まる。 だから今も、 枯れ草をからめたまま倉庫で眠らせています。 |
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グラジオラスがスパッと噛み切られました。 前に噛み切られ、再生したばかりだったのに またしてもやられました。 |
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カラスの次はミツバチの大群だ。 ヤツラは巣作りのため、崖に穴を開ける。 排出された土は半端じゃない。 雨が降ると、赤土は土石流となり階段をくだる。 どうしたらいいのか、 とりあえず無数の穴に向かって、ホースで水攻めした。 次はブルーシートで蒸し風呂攻めした。 そして次は、クロオソートを噴霧して有毒ガス攻めだ。 どれも決め手にならない。 最後はバーナーで火炎放射攻めを試みた。 苦労のかいあって、効果が次第にあらわれてきた。 次の年、 ミツバチはまた同じ場所に巣を作った。 昨年以上に勢いを増しているのが分かった。 だから今は、 バーナーを雑草を焼くためだけ使うことにしています。 |
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.太い孟宗竹をガリガリ食うのです。 シカの貪欲さに、おどろくばかり。 |
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ミツバチの次はモグラだ。 モグラが活発なのは春、苗木を植えるシーズン。 せっかく植えたものが、ことごとく台無しになる。 芝生も哀れな姿になった。 音波撃退器をいくつか準備した。 土に突き刺して、効果を楽しんだ。 成果を上げるため、たくさん買い足した。 哀れ、別の手を考えた。 侵入防止だ。 敷地ぞいに延々と畦板を埋め込んだ。 もぐらの笑い声がきこえる。 結局、残された道は捕獲しかないのか。 いくつもワナを仕掛けた。 捕獲器の威力は想像以上だった。 つぎの年。 いっこうに変わらないモグラの勢い。 今も倉庫には、 音波撃退器と捕獲器が眠っております。 |
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シカのジャンプは想像を超えます。 ですからネットの高さは2m以上必要なのです。 さて、このネット、数日間で張った距離は 15m×13セット=195m 敷地周囲に張り、完璧だと思ってました。 ようやくこれでケリがついたと 安心できると・・・・ |
ああ、疲れた。 と言っておれないものを目にした。 害虫によるコナラやウバメガシの呻き声。 キクイムシの仕業だ。 いろいろやってみた。 幹をナップでグルグル巻きもした。 考え付くことはとにかく実行した。 しかし、被害は増えつづけるだけだった。 |
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しかたないなあ とにかくやれることはやったのだ、 よくガンバッタと、割り切ることにしようか。 で、ようやく本日の本題に入ります。 ここ数年は、これ一本で進めております。 はっきり言って今度はテゴワイ。 かなり手こずっております。 いろんな手を繰り出しております。 簡単に説明できるものではありません。 したがって一晩、二晩のお付き合いになります。 次回にたっぷりと、お聞かせしたいと思います。 |
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3週間を留守にしていた間のことです。 ネットが見事に噛み切られました。 シカ専用に販売されている丈夫な魚網ですよ。 3週間の間に、わずかな留守に 大群が侵入突破したのです。 |
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いろんな道具を使っていると、在りかを見失うものです。 今まで使っていたのに、どこさいった !! 必死に捜し求めます。 ペンチ、ペンチ、どこだ、どこだ 10分以上捜しても見つからない。 シカのネット張りでクタクタになり、 頭もオカシクなってきたようです。 オカーハンに聞いてみた。 まあ、なんですね ワタクシの知らない間に、妻がですよ 細腕で棒杭を打ち込み、 そいで針金を結わえるため、 ペンチを(勝手に)・・・持ち去ったということでして 針金はモッコーバラのツルを絡ませるためのものです。 モッコーバラに関心がないボクは、 たくさんの花苗を植えたくせに、 モッコーバラだけ放っておきました。 妻はモッコーバラが大好きです |
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