川ガキ


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夏休みに親族が集う家にしたい。
いわゆる田舎の実家のイメージです。

甥や姪の子供たちが大きくなったら、来なくなるだろう。
まだ小さい今こそ大切。

記憶の夏はいつも、幼き遊び仲間と入道雲の下にあります。



海はイイなあ
川はイイなあ
 
風邪をひかないために、夏は海水浴です。
力強い体力をつくるために、たまにクラゲに刺されることも大事。

さっそくやって来ました、
なじみの中津浜浦海浜公園。

岩組の堤防の縁をを潜ると、たくさんのお魚に会えます。
浅瀬でサザエを見つけると、ビックリします。

少し残念なのは、
海水浴場にしては砂利石が大き過ぎ、素足では歩けないことです。
しかも幼児にとって砂遊びが出来ないから、退屈かもしれません。

しかし、いつ来てもわずか数家族だけ。
まるでノンビリそのもの。















 
クラゲを避けて川に出かけました。
はるばる遠出して、たどり着いたのが伊勢市の横輪川。

川の隣に保育園があり、ちょうど水遊び時間です。
引率のきれいな保母さんは五ヶ所浦出身と聞き、
にわかにウレシクなりました。

さっそく園児たちに混じって、遊んでもらうことにします。












 
幼児たちのオモチャ 捕ったどぉー

園児と一緒に遊ぶのは簡単なことです。
為されるままに、抵抗しないことです。

ワタクシを魚にして嬉しそうなこと。




バカ孫も直ぐにマネします。

小さなタモで捕えようとします。

今年は日照り続きで、水量が極端に少ないと聞きました。
ただし幼児にとってこれが幸い。

浅くて温めの水に大喜びです。
いつまでも水から出ようとしません。





清流だー!

横輪川で体を慣らしたら、次はどこにしようか?

そうです、天下の清流、
宮川支流の一之瀬川にやって来ました。

さすが清流、
小さな鮎がウヨウヨしています。

ただ、こちらも同じように水不足で、
川底がかなり干上っています。






なんかいそうだな ん・・・・

オイ、なんかおるぞ!

バカ孫は、この日のために励んできました。
浴槽で水中メガネとシュノーケルをつけ、特訓を重ねたのです。














いるいる!
川底を走る小魚が見えます。

「いたー!」

ついに川ガキの誕生です。

海に浸かること二日間。
川に浸かること三日間。

五ヶ所の夏休みは、たくさんの従妹たちと
水あそびにあけ暮れました。

酷暑がつづく夏真っ盛り。
ジジイも弱音を吐かず、お供をしてみました。




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