夢の庭


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夢の庭は一日にしてならず。

一日一日がしんどくても楽しみに満ちています。


石垣を崩して階段へ 渾身作の完成
 
階段造り5部作のうち、4作目です。
石垣を切り崩し、しっかりした階段を造ろうと思いました。

階段を降りると一帯は、急傾斜の竹藪で、ちらほらと
ササユリが散見できます。

ウレシイじゃあありませんか、初夏に甘い香りで誘ってくれ
ます。
胸いっぱい吸い込めば、優しい気持ちになれます。


なんですね、ササユリのイメージは吉永小百合さんと
ピッタリじゃないでしょうか・・・








 
階段を降りると細い小道が続きます。
そこはササユリを見るのに便利で、「ササユリの小道」と
名付けました。

ササユリは我が庭のシンボルです。
でありますから階段には相当な気合が入りました。

コンクリートの型枠を造り、鉄筋を入れ、納得できるまで
やり直しをします。
ササユリだから苦になりません。

気になって夜中にコンクリートの出来具合を確かめま
した。
暗がりのなかで型枠を外したのです。

デコボコ(ジャンカ)があって、仕上げ修正を終えたのは
東の空が白むころでした。











 
以前は板のスロープ デッキ階段にグレードアップ

道下の家には、14年前に作った単板だけのスロープが
あります。

それが一向に腐らないのはなぜなんでしょう。

エヘン、ワタクシが腐らない様に防腐塗装をですね、
毎年欠かさず塗っていたおかげです。

一口に毎年といっても、そうたやすいことではありません。

実はバルコニー自体が手作りでして、とても愛着があった
からで腐らせるわけにはいかなかったのです。


ただ、オープンガーデンをぶち上げる以上、このままでは
マズイと思いました。

なんといってもスロープ板は、女性にやさしいものでは
ありません。
ササユリに魅了されたご婦人が、うっかり足を滑らせる
ことになったら大変です。

階段の五部作目が見えてきました。
ラスト作はデッキ階段、
安全のために踏み面の寸法にこだわりましょう。

材料探しも楽しみです。
納得のレッドシーダー材はネットで購入しました。

とにかく安定感のある階段をめざしたのです。










ロックガーデンへ 出来上がりました

かねてから気になっていたことがあります。

家の東側の斜面は、むき出しの赤茶けた土で、
しかも下は、落ち葉が溜まりほうだいとなっています。

見た目にも心地よいものではありません。

一方、駐車場脇には行先のないデカ石が積まれて
います。
それも使い道がない半端ものばかりです。

しかし、なにかの本で知りました。
石には個性があり、それぞれに使い道があるもので
じっくり観察していると石からのメッセージを聞くことが
できるんだ、と。


身近なデカ石に聞いてみました。

「おまえは、どこに置いてほしい?」
「あなたは、どの面を見てほしいの?








と静かに語り合いました。
石と石の関係です、通じ合うのは難しくないはず。

つぶやきが聞こえてきました。

すぐに応えましょう。
躊躇は百害あって一利なしと言います。

次から次と石のつぶやきを聞き、形にしていきました。
土を掘って埋め、棍棒で突き固めます。
一通り済むと、みんなの表情をみてやります。

するとどうなんでしょう。
あるものは
「ジイチャン わたし、ここは窮屈だからイヤだあ」

あるものは
「オイ、ジジイ、わいの美顔を隠しよって、ケツみせて
どねんすんねん」

どれこれも不満を口にします。

なるほど、すぐに応えましょう。
嫌がらずに何度でも聞いてやりましょう。
仲間が欲しいと聞けば、新たに石を運び込みます。


おかげで爺もとことん疲れ果てました。