湯めぐり
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.......................................... 伊勢志摩の代表的な温泉を 五つ 楽しみます。

ランチと湯めぐりがセットとなったもので、二日間でランチ一食と温泉が入り放題という
贅沢な日帰りプラン。

有名なホテルや旅館はどれも英虞湾と的矢湾に面しており、幸か不幸か、
五ヶ所湾にはありません。
風待ちの湯(風待ちの湯 福寿荘)

さっそく船に乗って的矢湾に浮かぶ渡鹿野島へ。

旅館に連絡すると急いで迎えにきます。
渡船はわずか5分。
まずはお食事です。

昼食だけなのに、この歓迎ぶりですから、
謝りたい気持ちになります。
全客は、妻とワタクシだけ。

ミニ会席はご覧の通り。
総料理長が女子のお客様に合わせた創作料理だそう
です。
ジジイには贅沢すぎるご馳走でした。




 ......
寒い季節だけあって海上を走る風は強く冷たい。
しかしここ風待ちの湯は文字通り無風です。

海にあって海が見えない。
高い囲いは「風待ち」のためなのかどうか、
風と共に視界までも完全にシャットアウトしています。

打たせ湯が2本、勢いよく飛沫を上げています。

うるさいなあ。

静けさを好む人には忍耐が必要でしょう。
停止しているジャグジー(泡噴射)が加わると、
興ざめですね。

野趣を求める人には向いていません。
好みが分かれる露天風呂でしょうか。










ひまわりの湯(ホテル志摩スペイン村)
         

スペイン村と聞いただけで、ガキは喜び、ジジイは
尻込みします。

テーマパークは散財と喧噪の世界。
ジジイにとって何もイイことはありません。

しかし季節外れのホテルは見事に裏切ってくれました。
広いレストランは老夫婦の貸切。
美味しいスペイン料理が、次々と運ばれてきたのです。

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テーマパークに併設された温泉です。
シーズン中の遊園地は子供たちで大賑わいでしょう。

想像してみてください。

のびのびと育てられた子供たちが、のびのびと
大声で叫び、のびのびと浴室を走り回ります。

裸では、おいそれと逃げ出す訳にはいきません。




 ...... 幸いなことに只今、シーズンオフです。
ガキもいないし、大人だっていない。

うれしいなあ。

レストランにつづいて温泉も貸切り。
あまりの静けさに拍子抜けするほどです。

そうそう泉質も申し分ないですね。










潮騒の湯(合歓の郷ホテル&リゾート)

改装間もないレストランに案内されました。
案内嬢のあとについていきますが、足取りがおぼつきま
せん。

彼女がとても美人だということもありますが、
ワタクシのように大衆食堂派は、お洒落な所はやはり
落ち着かないのであります。

しかもお客は二組だけ。
一組はセンスのよい若い女性の二人連れ。

いっぽう我々は老夫婦。

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潮騒の湯は、過去に何度も来ているお馴染みさんです。
ですから目的は食事のみであります。

5つの温泉地を正しく評価するためには、自ら体験しない
といけません。

温野菜に2種類のパスタに、それからパンを追加注文。
みんな美味しかったね。




........ 潮騒の湯は我が家から一番近くにあります。

従って数えきれないほど来ていますが、必ずだれかが入浴中で
、だれも居ないということは珍しいことです。

どこまで運がいいのでしょう。
本日も独占、貸切りでありますよ。

横になれる岩をさがし、器用に寝てしまうのがいつものパターン。
たっぷり半時間以上の寝風呂を楽しみました。









ともやまの湯(ホテル近鉄 アクアヴィラ伊勢志摩)
ホテルの中庭を降りて、数分後に出会う砂浜、
英虞湾に浮かぶ次郎六郎海水浴場です。

面白い名称ですね。
見渡す限り広がる砂浜。
ここはまさに別天地、人工物の少なさと綺麗さに
驚きました。

「自然を楽しむ海水浴場」と言われ、
公営地で一般開放されています。




さてお待ちかねの昼飯です。
一流ホテルのレストランは緊張が付き物。

これがまたしても客が我々二人だけですから
、余計にかしこまってしまうのです。

すなおに、
「申し訳ありません」とつぶやきました。
いやはや困ったものです、
すべての品が揃うまでヨダレが出て止まりません。

海の幸をふんだんに取り入れたミニ会席。
アツアツな天ぷらが全てを物語ります。

ごちそうさまでした。

......
露天風呂からの眺めは期待できません。
しかも寝風呂にできる岩組みも見つかりません。

良い所は、そうですね、
スピーカーからの音楽が聞こえない静かな
ところでしょうか。

平日ということもあるのでしょう、
本日もワタクシだけの露天日和でした。










朝なぎの湯・夕なぎの湯(賢島宝生苑)
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もう何度も食事をしたせいか油断!
料理の写真を撮るのを忘れてました。

海をながめながら食事できるのが不思議とココだけ。
冒頭の福寿荘も海が見えますが、立ち上がらないと
見えません。

ところで料理は、松花堂風のミニ会席です。
美味しさは何度も来ていることから、お分かりになりま
しょう。

あいにくこの日は横なぐりの雨。
露天風呂で昼寝はできません。

内風呂は温度差のある広い浴槽が二つ。
いかに寝風呂を楽しむか、ワタクシ流のスタイルを
一挙公開しましょう。

手と足は冷却装置となるため湯船に入れず、
胴体で熱を吸収し、手足で排熱すれば半時間以上は
楽勝です。

だれもいませんからもちろん自動シャッターですよ。




.... この画像は晴れた日に来た露天風呂です。
いやがうえにも目の前に青い海が広がります。

ヌルリのある泉質は、ひまわりの湯とココだけ。
湯船に浸かりながら海が見えるのも同じです。
まさに極上の温泉と言えましょう。

ついでに五つの温泉地の料理ですが、
どこも申し訳ないほど美味しかったです。

最後に一言。
温泉の撮影ですが、だれもいないからカメラを
持ち込めました。
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