岩峰の誘い
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      五ヶ所湾を眼下に。
      
      2015年の1月、2月はいろんな山に登ってみました。



桜山(213m)からの展望です。
登山も下山も尾根道をずい分歩きました。

道中、海が見える場所はほとんどありません。
ですから山頂からの眺めはとってもウレシ〜イ。







どこの山道でも見ることができるイノシシのヌタ。
体についたダニなど寄生虫を洗い落とすためのものです。

イタズラに有刺鉄線を沈めたくなりました。


どこの山道でも頻繁に見られるシカの皮剥ぎ。
なぜこうなったのか、
鹿によって樹皮が食される場合と、オスの角こすりとが
原因なんですね。

どこもかしこも山が傷だらけです。






牛草山(550m)からの展望です。
海が輝いて海と空との境が分かりません。

わずか500mの標高なのに、雲海の上にいるようです。

高山(497m)からの展望です。
海に近い山なので海岸線がくっきり。
眺めが最高。

こんな視界を手に入れるのに、わずか500mで済みますから
何と言ったらいいのでしょう。



山登りの合間にドカタ工事をします。
ドカタをやらないと気持ちがすぐれません。
もう趣味を通り越して病気になってます。

山への帰り道に、平たい石をお土産にします。
少しずつ拾い集めてドカタ工事の資材としますねん。






平たい石を順番に上へ上へと並べまして、
動かないようにしっかりセメントで固定します。

いつまでたっても出来栄えに不満が残ります。
何回もトライし、
ドカタ仕事をアートに高めてみとうなりました。

宿浅間山(182m)からの展望です。
吸い込まれそうな青い海に小さな漁村。

200mにも満たない標高なのに、人の気配が感じられる
絶妙な距離です。

どの山も低い、しかし山頂からの景色は言葉にならない
ほど素晴らしい。
同じ海を眺めるにしても3,000m級のアルプスでは、
海ははるか遠く、霞んで見えることでしょう。

まぶたに焼き付く海への出会い、
南伊勢町の山は確かに応えてくれます。








   庭の岩場に登山路を造ってみました。
   平石を22段上ると登頂です。

   岩と石だけのムキムキの峰にしたい。
   そう想像するだけで血が騒ぎます。

   土の部分を一切剥ぎ取ることにしました。


   土を剥ぎ取った跡に砕石を敷きます。
   地固めを執拗に繰り返し、あとはコンクリートを打つだけに
   なりました。

   ここまでに来る間の小話を一つ。
   コンクリート打ちはおよそ一週間ごとに繰り返し、今回が
   5回目となります。

   ミキサーでの練りが3回、手練りが2回。
   使ったセメント量が7袋、砂が20袋。






5回目のコンクリート打ち完了。

ところでなぜ5回もしたのでしょうか。

打ち終えて二三日すると、こうすれば良くなる、
ああすればもっと良くなると、欲が芽生えます。

やり直しはシンドイと分かっていても
躊躇しません。

これを何度もくりかえした結果の5回目。
これはもう病気です。


石の収集から完成まで二カ月あまり。

長かったなあ



ころで
いくつか登った近在の山の感想ですが、
眺望は文句なく一級でした。
アルプス山頂と比べても遜色ありません。

ただ、登頂路においては雲泥の差があります。
岩峰の間を縫う荒々しさが無いのです。

眺望が良すぎるだけに残念。


しかし少し視界を変えれば、
ホラ
我が家の庭で体験できるかもしれません。
岩峰群の登頂路!

へへへ

ザイルを肩に、手にピッケル

毎日がアルピニスト(笑)








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