育苗生活(平成30年秋)

                       
     



朝、窓から強烈な眩しさです。

海面からの反射と分かりましたが、
初めてのことなので驚きました。

正体は対岸に建つ家の窓の反射でした。


ただそのとき、とっさに浮かんだのは
山の中腹にひときわ目立つ巨大ソーラーパネル。

朝日がソーラーパネルに当たり、その反射光が水面を介して
我が家に飛び込んだと思ったのです。

ところで、
その大規模ソーラーパネルは何をもたらすのでしょう。

豊かな景観を壊し、豪雨時は海を汚す濁流の源と
なることに気づくとき、ジワリと憎しみを覚えるのです。







10月17日(撮影日です)

気持ちを切り替えましょう。

さあ、いよいよ育苗小屋の運用開始。
育苗小屋に沢山の育苗ケースが並びました。

一ケースにおよそ30ポット。

現時点で20ケースですから全体のポット数は
なんと600個。

花の種はおよそ30種類。

無事に芽が出るでしょうか。







10月27日

10日後です。

ちょっとづつ芽が出てきました。

この芽吹きこそガーデナーにとって最も
刺激的な愉しみなのです。

朝、昼、夕方、晩、夜中と
一日に、5回も6回も観察に来ます。

頭をもたげてきた小さな命、
ちょっとした変化が、うれしくてしかたありません。




あまりにも沢山の育苗ケース。
棚に乗らなかったものは、棚下で窮屈そうです。

棚下は日当たりもよくありません。
その対策で育苗ケースを頻繁に移動する
バーヤもしんどそうです。

ならば
改修しましょう。

棚を全て取り外すことから始めます。








11月7日

棚の高さを変えて2段にしました。

簡単な工事に思えますが、
実はそうではなかったのです。

完璧を求め最終的には、ドアーサッシ周りの
ポールも取り外しました。



11月7日

整然と2段に並んだ育苗ケース。

下の段にも日が差し込んでいます。





11月7日

反対側からの様子。

種を撒いてから20日目。

百聞は一見に如かず、
ほぼ、ほぼ満点の成果です。







予想以上の結果が出た
秘訣です。

ふふふ

ふふふ

秘密にしたいのですが言っちゃいましょう。

それは下面給水トレイ!

ホームセンターに置いてないですねえ、
下面から給水できるトレイ。

これが無い時は、ジョロや霧吹きで上から
給水せざる得ないわけで。

それこそ土は動くし、種は流されるしでイイこと
ありません。

しかも、湿っているのは土の表面だけで、
下のほうが乾いているのに気づけない、
なんてこともあって。











下面給水トレイは軟弱ですが、水を抜きたいときは
ご覧のようにすればイイわけです。

とにかく水やりがムチャクチャ楽になりました。
土の隅々まで水が行きわたる点で二重丸です。


最初に10ケをネット注文し、
それを二度繰り返し現在30ケとなりました。


安心できる育苗作業が楽しくてしかたありません。

その結果、
育苗ケースが、増えに増えて33ケも。

1ケースに入れるポット数が30ケとなると。

さあ、全体で幾つのポット数になりますか?



商売はしませんよ(笑)








番 外 編

秋の文化祭。

移住して6年目に初めて芸能部門を
見ました。

カラオケが多く、それに関心がないので
見たのはこの合唱くらいだけ。

こころに染み入る歌声でした。






メインは作品展示会。

ワタクシの作品は絵手紙と陶芸で、

5年も続けていると、
隠していた地が出てくるようになりました。

軽蔑される前に、初心にもどらなければ・・・


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