汗は土深く(2019-12月)

庭のいたるところに石とガラスとゴミが埋まっています。

植物にとって大きな障害となりますから、できる限り

取り除くことにしましょう。




ちょっと掘ればご覧の通り。

石や廃材で一輪車が一杯になりました。

ビイフォーアフター。

土を加え、安心できる花床にしました。

赤色ビスカリアの苗を植えて完了。







写真中央に歩道の十字路が見えます。

その交差点の上側が、たった今ご覧いただいた
花床の再生場所。


そして交差点の下側が、これからご案内する
花床の再生地となります。








スコップの刃先がカツン、

固い石が邪魔して先に進めません。

ならばこの石を取り除かねば、

いつものようにドンドン掘り下げていくと

・・・

あらら どうしよう

むっちゃデカそう!









こりゃあ半端じゃない、
止めるんだったら今、今です。


まてよ

せっかくここまで来たんだ、
ここで止めると意気地なしだね

でもやっぱり止めたほうが賢いよ、

いや、意地でも進めよう


このような押し問答は、
過去にも何度かありましたっけ。








たまげたね、

石の上に水道管が走っているから
下手なことはできません。

石の全体像を見たいのですが、
これ以上掘り進むと、コンクリート歩道の
損壊が心配になります。





早く終わりにしたい

石にワイヤーを引っ掛け、
チェーンブロックで無理にでも引きづり出し、
ケリをつけたいなあ。


しかし、
水道管が無傷で済むわけがないし、

石は想像以上に大きいかもしれない。


さあ、どうする

ドカターX







「ワタクシ、失敗 多いんで」

失敗を重ねたくないから、
新たな技法にチャレンジしようと思います。


まず
ハンマードリルで穴を開けます。









石工用ドリルピットは16mm

直線上に穴を開けます。








さあ、いよいよ核心に近づいてきました。

穴にセリ矢というものを挿入。

このセリ矢は、ハンマーで打ち込むと
穴が広がる優れものらしい。

ネットで注文し翌日に届いた初対面の謎モノ、

その真価やいかに!








ギャハーー

大型ハンマーで何度叩いても
ビクともしなかった石が

こんなに たやすくヒビが入りました。


そして

カッポりと!

割れたのです。




次に反対側も同じように穴を開け、

スポイドで切り粉を吹き飛ばし、

せり矢を打ち込んで・・同じくカッポリ







両端を切り取り、

いよいよ本命となる胴体部分の切り離しに
入ります。







ハンマーでセリ矢を均等に打ち込めば、
やがてくるはずの
クライマックス


やったー

鮮やかなラインが走りました!







作業終われば、ただの地面。

あの腕力頼りのドタバタ作業も
全ては土の中に隠されました。

跡地に植えられたのは都忘れの花、

忘れ去るには似合いの花でしょう。







冬の庭は地味ですねえ

これが春になると、どう変わるんだろう

想像したらドンドン嬉しくなっちゃう。


だから春の準備は楽しみ、だけなんだよね









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