入浴こそ(2019)

間近に迫る巨大地震

その対策で、後回しになっていたことがあります。

災害対策は、そのうちに、そのうちに、というのが
一番よくありません。

思い切って腰をあげねば



まず最初に竪樋を切断します。

台風17号がもたらす雨を利用したいので
ノンビリしておれません。


次に雨水取水器の取付け。

この取水器にはフィルターが内臓されており
落ち葉などの大きなゴミは除かれます。







竪樋の雨水は落差で大きなゴミバケツへと進みます。

降り始めの雨水は、屋根の付着物を洗い流しますから、
たいへん汚れているはず。
 
このゴミバケツの目的は、
それらの付着ゴミをここでしっかり沈殿させることです。

初の試みですから、うまくいくとイイのですが。


自然落差でゴミバケツから雨水タンクへ。

黒いタンクの容量は500リットル。

これは5年前に購入したもので、
給排水金具を取付け、倉庫に眠らせていました。


さあ、台風の雨でどれほど貯まったでしょうか。

うふふ、夜中に懐中電灯で中を照らし、
バーヤと何度も見にいきましたよ。







さてポリバケツの効用はあったのでしょうか。

三日間の雨による汚濁はご覧のようなものでした。

ということは、とりあえず役目を果たしたということだね。




台風の雨の貯水量はおよそ300リットル。

総雨量が少なかったのでこんなもんでしょう。


我が家にとって災害時の水は、雨水だけが頼り。

まさに命の水となります。




命の水ですから
やはり気になるのが汚れ具合です。

左は雨水タンクのもの、右は水道水。

いかがです、
一目で区別がつきますか?






















これまでは雨水を貯めることが目的、
雨水活用の基本です。


さあ、次からは応用扁。

我が家では、災害時だけに使うものです。





水は空からの雨水。

燃料は地面に落ちている枯れ枝。


水道の断水がいくら続いても、

電気の停電がいくら続いても、

入浴ができちゃうかも〜





浴槽も薪炊き釜も新品。

災害時でも入浴は絶対欠かせないと、
奮発しました。

水はお天気まかせのところがありますが、

薪は周辺から簡単に調達できます。






さあ、さっそく実験してみましょう。

雨水タンクのバルブを開けば、
自然落差で浴槽に水が張れます。






ぐふふ

調子よく水位が上がっていく、いく



庭で確保できる薪。

バーヤが朝一番に集めたものです。


これができるのが田舎暮らし

ありがたや、ありがたや





令和元年9月26日、初の火入れ。

野山の焚火みたいで胸が高まります




煙突の高さは申し分ありません。

火力が高まり、湯の温度もどんどん上昇。

バーヤが集めてくれた薪の半分の、そのまた半分で
風呂が簡単に沸いちゃいました。






ああ、湯につかるシアワセ!

なにもかもうまくいきました♪


実験が終われば、全て一切が倉庫に仕舞われます。

10年先になっても、出番はないかもしれません。


しかし遅かれ早かれ、
東南海巨大地震は我が家を襲うでしょう。


そのときになって後悔しないようにしたいのです。









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