本番前(2020-3月)
今年の春はいつもの春と違います。
コロナ感染が世界中に広がっています。
そして足元では、ずいぶんと早く
花が咲き始めているではありませんか。
春うららかな庭を眺め、まったりと
過ごしたいのですが・・
開花が早すぎると、どういうことになるんでしょう。
オープンガーデンの時期に合わせて
せっせと準備してきただけに
肝心なときに、
大半の花が見ごろを過ぎていたとなると、
シャレにもなりません。
まあ、ワタクシもバカなりに考えまして、
オープンガーデンの開催期間を昨年より
一週間早めました。
しかし、一週間どころでなく、
異常気象により半月以上も早いかもしれない、
と感じるようになったのです。
3月22日現在の庭です。
まだ見ることができる草花はありません。
そうなんです、無いように見えますが
それは
咲き始めた花や花芽を次々にカットし、
強制的に開花を先延ばししているせいなのです。
オープンガーデンに開花を合わせるために
非常手段にうってでました。
成功するかって?
アハハ
急に聞かれても
ワタクシも初めての試みですから・・・
なにごとも前向きにいきましょう
さて、今年の新作花壇に注目
巨木のヤマモモが立っていた跡です。
ヤマモモの根の撤去に一週間、
コツコツ、コツコツと
老体にムチ打った入魂作ですが、
はたして
みなさんに気づいてもらえましょうか
ところで花壇の中にある平たい石は、
たんなるデザインではありませんよ
こちらは毎年修正を加えてきた花壇です。
自然石で縁取り、ようやく完成。
昨年までは周囲に溝をつくり、
それを花壇の縁取りとしてしていたのですが、
あいつぐ大雨で、溝に土が流れ込み
埋まった土を取り除く作業の繰り返しです。
恒久策として、石を周囲にガッチリと埋め込みました。
さてここでも花壇の中に平たい石が。
理由は簡単、
草取りなどの単なる足場用ですよ。
こちらも石で縁取りです。
ナチュラルガーデンと謳いながら、
次々と石を並べるなんて無粋じゃないかって?
たしかに
すこし言い訳を
オホン
こちらは見学者への注意喚起です。
土山周りはササユリ群生地であり、
写真撮影のベストポジションとなっています。
となるとどうしても足元がおろそかになりますから、
石囲いはギリギリの侵入防止策といえましょう。
オープンガーデンを毎年続けていると、
増えても減ることのない心配事に気づきます。
それは苗の誕生。
その成否により、催事の明暗が分かれますから、
気が気ではありません。
来年のオープンガーデンはもう始まっています。
早々に2年草の種をまきました。
これを怠ると希望を失いますから、
ホントに
オープンガーデンまで、まだ一か月以上あります。
天気の良い日には、気の早いお客さんがチラホラと・・
パンジー、ビオラ、サクラソウ、ノースポールが一切無い庭に、
おそらくガッカリされたでしょう。
華やかさも何もない庭にあって、お迎えできるのは
せいぜいレンゲソウくらい。
早春の汐見ガーデンはとても地味です、
それでも訪ねてくれるお客さんは、うれしいですね
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